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本格文學朗読演劇 極上文學第9弾『高瀬舟・山椒大夫』 公開場当たりレポート!!
極上文學シリーズ第9弾となる、本格文學朗読演劇『高瀬舟・山椒大夫』の公開場当たりが9日より公演が行われるCBGKシブゲキ!!にて実施され、出演者の村田充、伊勢大貴、藤原祐規、松本祐一、椎名鯛造、水石亜飛夢、天宮良、松田洋治らが公演に向けて意気込みを語ってくれた。
極上文學とは、日本文學の上質な世界観を立体的に表現し、ワンランク上のこだわり、“読み師”と“具現師”からなる構成でビジュアルと音楽、動いて魅せるスタイルが人気のシリーズであり、本作は9作目となる。マルチキャスティング制により、毎回5回の組合せを各ステージごとに変えて上演をするという変化のある魅力的な公演である。
第9弾の今回は誰もが一度は触れたことのある森鴎外の作品から、家族の絆をテーマに「高瀬舟」と、“安寿と厨子王”で有名な物語「山椒大夫」の2作品が上演される。
本作について、極上文學シリーズでは2回目の出演となる喜助・山椒大夫役を演じる村田充は、「独特な作品ですので、指先一つ、瞬き一つで上手にコントロールして、ミスのない公演を最後までやり遂げたいと思います」と話し、もう一方の喜助・山椒大夫を演じる伊勢大貴も、「魅力的な作品であり、今回このように自分が2役、それ以上に演じさせていただけるのがすごく楽しいので、千秋楽まで頑張っていきたいと思います」と上演に向けての意気込みを見せた。
今回が初の極上文學への出演に加え、初の女性役だという安寿役の水石亜飛夢は、「なかなかない機会だと思いますので、この世界観と昔の女性という役をしっかり楽しんでいきたいです。極上文學の、演劇と朗読のバランスがとれた独特の世界観や、音楽や舞台の装置もすごく幻想的で素敵な空間になると思いますので、皆さんに楽しんでいただきたいと思います」と、作品の魅力を語り、最後に、林太郎(森鴎外)役の松田洋治は、自身の演じる役名について、「なぜ、“森鴎外”ではなく、“林太郎”になっているのか、というところにも注目して観て頂けたら幸いです」と作品への期待を高めた。
お披露目された場当たりでは、作品としてシリアスな場面が多いためキャストたちの真剣な表情が見られたが、カットがかかると笑顔が見られ、終始和やかな雰囲気の現場であった。
極上文學『高瀬舟・山椒大夫』は、10月9日(金)よりCBGKシブゲキ!!にて上演。また地方では、10月24日(土)より大阪ビジネスパーク円形ホールにて上演。詳細は、公式HPにて。
カメラマン:金山フヒト
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INFOMATION
●本格文學朗読演劇 極上文學第9弾『高瀬舟・山椒大夫』
演出:キムラ真(ナイスコンプレックス)
脚本:神楽澤小虎
音楽:橋本啓一
出演:喜助・山椒大夫役/村田充、伊勢大貴
庄兵衛役/藤原祐規、松本祐一
厨子王・弟役/椎名鯛造、伊勢大貴、松本祐一
安寿役/水石亜飛夢、服部翼
林太郎/天宮良、松田洋治
<公演日程>
東京公演:2015年10月9日(金)~18日(日) CBGKシブゲキ!!
大阪公演:2015年10月24日(土)~25日(日) 大阪ビジネスパーク円形ホール
<チケット料金>
極上シート:8,500円(税込)※全席指定/特典付き・前方エリアシート、非売品トートバック付
指定席:5,900円(税込)※全席指定