舞台『薄桜鬼SSL～sweet school life～』ゲネプロレポート！！

『薄桜鬼SSL～sweet school life～　THE STAGE』の公開ゲネプロが12月11日(金)、シアターサンモールにて上演された。

本作は、大人気恋愛アドベンチャーゲーム「薄桜鬼～新撰組奇譚～」のスピンオフ作品となり、キャラクターの設定を現代に移した内容となっている。私立高校の薄桜学園が舞台となり、そこに入学した唯一の女子高生を中心に繰り広げられるラブコメディである。 同作は、2014年にゲームソフトが発売され、2015年秋に実写化のテレビドラマが放映された。そして今回、満を持して舞台が上演され、さらに来年には映画版が上映される、大ヒット作品となっている。従来から人気のある新撰組のキャラクターを高校生の設定で行うという、ファンの気持ちをくすぐる待望の作品だ。

舞台版の設定は、入学してから8ヶ月が経った冬の頃。クリスマスパーティーを開くことになった薄桜学園内は、ただ一人の女子高生・雪村千鶴とクリスマスを過ごそうと、男子高生たち、そして教師たちもそわそわし始める。しかし、そんな彼らの必死のアプローチにも、千鶴は気付いていない様子。そんな中迎えたクリスマスパーティー当日、雪村千鶴を巻き込んだ事件が起こる―。

登場人物は乙女ゲームからの設定ということで、男性キャラの個性が際立つ。積極的な男子や奥手な男子。奥手な男子の中でも、活発な男子と堅物な男子。それぞれの個性があって、それぞれのやり方で千鶴を想う姿があり、いじらしいけれど、どのキャラも憎めない。

そんな女子が大好きな胸キュン舞台ではあるけれども、竹刀を持って戦う場面は迫力満点の演出となっている。竹刀といえど、本格的な殺陣は新撰組を想起させ、見ごたえがある。こんなギャップを見せられたら、誰かを好きにならずにいられない。どんな角度からでも楽しめる、内容満点の舞台になった。

舞台『薄桜鬼SSL～sweet school life～』は、12月11日(金)よりシアターサンモールにて上演中。詳しくは、公式HPにて。