ミュージカル『ヘタリア～Sing’ in World～』囲み会見レポート！！

大人気コミックのミュージカル化となる『ヘタリア～Sing’ in World～』の公開ゲネプロが23日、Zeppブルーシアター六本木にて上演され、上演前には出演者の長江崚行、近江陽一郎、植田圭輔、磯貝龍虎、廣瀬大介、寿里、山沖勇輝、杉江大志、菊池卓也による囲み会見が行われた。

「ヘタリア」とは主人公イタリアと彼を取り巻く国々を、史実とエスニックジョークを交えて描く、ドタバタ国擬人化コメディ。Axis Powers=枢軸国（イタリア、ドイツ、日本）を中心に、世界の様々な国が登場し、固有の文化、風俗などを、キャラクターを通して楽しめる人気アニメが原作となっている。

本公演の見どころについて、物語の主軸となるイタリア役の長江が、「キャスト陣を見てくださると分かると思うんですけれど、ゆるい感じのメンバーで…」と語ると長江以外のキャスト全員から「誰がゆるいねん！」とツッコミが飛び交い、続けて「この絆といいますか、チームワークをそのままヘタリアの世界観として舞台にもっていけたらいいと思います。どこまでが台本でどこからがアドリブなのかが分からないようなゆるい感じになっておりますので、皆さんも存分に楽しんで帰って下さるんじゃないかと思っております」と本作への手応えを語った。また、自身の番になってもなかなか話し始めないアメリカ役の磯貝は、「あんただよ！」とツッコミを入れられながらも、「ヘタリア知っている方も知らない方も、楽しく歴史が学べる作品になっておりまして、しかもすごくコミカルな作品になっております。あと、アンサンブルさんもすごい動き回ってすごい楽しそうにして一体感となって頑張っておりますので、是非是非皆様、よろしくお願い申し上げます。」と緊張しながらも本作への愛着を見せ、本人とは裏腹に場の空気を和ませた。

お客様へのメッセージを聞かれた日本役の植田は、「僕ら自身もお客様がどのような反応をして下さるのか全く未知なもので、僕らにとってもお客様にとってもビックリ箱のような作品になっていると思いますので、年末何も考えずに見ていただけるのにはピッタリの作品です。どうぞゆるい気持ちで、ゆるくほっこりしていただけたらなと思います。」と語り、ドイツ役の近江は、「とっても濃くて素敵な時間を過ごせると思います。そして最後に、皆で一緒に楽しんでほっこりして帰って頂けたら、それが僕達の目指してきたところですし、そうなるように僕達は全力で頑張るので是非肩の力を抜いて見てもらえたらと思っています。」と舞台への期待を高めた。

最後に杉江が、「とにかくわくわくしてもうわーってなってふうぁーってなってあはははーってなって帰っていただけると思うので、楽しんでかえっていただけたらなと思います！」とコメントすると、すかさず植田が「どうやって文章に起こすんだよ！」と切れの良いツッコミをし、終始笑いの耐えない囲み取材が終了した。

ミュージカル『ヘタリア～Sing’ in World～』は、12月24日(木)よりZeppブルーシアター六本木にて上演中。詳細は、公式HPにて。

【ストーリー】
ある日の「世界会議」、真面目に会議を進めようとするドイツだったが、アメリカをはじめ、イギリス、フランスたちの発言で会議混乱していく。業を煮やすドイツだったが、イタリアが更なる混乱を招くのだった・・・。