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舞台『インフェルノ』ゲネプロレポート！！
カメラマン：鏡田 伸幸
９月３日（土）東京ドームシティ・シアターGロッソにて舞台『インフェルノ』が開幕した。 原作は講談社刊「ARIA」にて現在も連載中の原作／高殿 円先生、漫画／RURU先生による人気コミック。 皇歴235年、ドール病という死に至る病の大流行で、富裕層は去り、マフィアが群雄割拠するかつての東京“ラージ・プリズン”が舞台だ。
コーザ・ファミリーの御曹司・リッカ(植田圭輔)と、ラージ・プリズンの底辺でスラムドッグとして生きていた ノエル(平野 良)が運命の出会いを果たし、血とワインと短剣の儀式で“親子”となったことで物語は はじまる。 舞台ではマフィア同士の抗争もあり、ステージを縦横無尽に激しく動き回るアクションシーンは見どころだ。
株など経済に明るく、ファミリーに多大な貢献をしているリッカだが、ノエルにはわがままで唯一心を許しているという数々の演出は微笑ましく、 またコーザのシェフとしての顔も持つノエルも、リッカのために食材を命がけで仕入れるのだが、なぜかコミカルでハードボイルドな世界観の中でホッとしてしまう。
テンポよく進んでいくドラマと個性豊かなキャラクターたちが、それぞれの“絆”のために戦う物語を是非劇場で堪能してほしい。
≪初日を迎えて。。。≫
リッカ役 植田圭輔
「この『インフェルノ』という作品が舞台化されるのは初めてになりますが、キャストはそうそうたるメンバーが揃いました。 作品をより良くしようと稽古の初期段階から演出の西森さん中心にみんなでディスカッションし、ここはこうしようとか認識を合わせながら 一つのゴールを目指してきのうまで進めてきました。
僕自身、初日開けてもまだまだ上を目指してお客さまに本当に楽しんでいただけるような作品になるよう、頑張ります。ぜひお楽しみください！」
ノエル役 平野 良
「今回僕はここまでアクションが多い作品は初めてに近くて、３０代になってからは間違いなく初めてになります。
派手な演出やアクションが多いので、アクションチーム含め、怪我をせずに最後まで走れたらいいなと思っています。
観にきていただくお客様には、アクションやセットも豪華で凝ったつくりになっているので、目で見て楽しい部分もありますし、根本には人と人との心理戦みたいなものがありまして、台詞だけではなく間とか役者の技量に結構かかっている部分もあります 。本当に演劇的な内容になっていますので、そういう面でもかなり楽しめる作品になっています。
ぜひ遊びにきていただけたらと思っています。」
アクションを見どころと思わせつつ、互いに追い詰めていく心理戦が面白い。
この舞台で最も注目すべきなのは、この2人の血よりも深い絆。何よりもお互いを信じる親子以上の関係を思わせるコミカルな演出には、 会場全体にドキドキと笑いが沸き起こった。
公演は、同劇場にて11日まで行われる。
INFOMATION
●公演概要
原作：高殿円、漫画：RURU（株式会社 講談社「ARIA」連載中）
脚本：高殿円
演出：西森英行(Innocent Sphere)
出演：
リッカ 役／植田圭輔、ノエル 役／平野 良
サーシャ 役／藤田 玲、クラウド 役／山内圭輔、スネーク 役／桑野晃輔、
オリーブ 役／藤原祐規、ウィウィー 役／唐橋 充、ブラック･サンタ役／中村龍介、片桐康志 役／六本木康弘、アンク 役／新田健太 ほか
【Performer】
Daggle KOMEI、田辺銀治、肥田野好美（G-Rockets）、小野茉依子（G-Rockets）、生田麗恵、亀岡菜花、久保田真理、林 祐衣
日程：
2016年9月3日(土)～11日(日) 東京ドームシティ シアターGロッソ