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舞台「パタリロ!」ゲネプロレポート!!

パタリロ
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 30年以上に渡って愛されている奇想天外ギャグ漫画「パタリロ!」が個性派俳優・加藤諒主演で舞台化。 12月8日より東京新宿・紀伊國屋ホールにて開幕する。マスコミに向けた囲み取材とゲネプロが行われた。
「パタリロ!」は1978年より連載中の魔夜峰央原作のギャグ漫画。ダイアモンド輸出によって巨万の富を築いているマリネラ王国の次期国王、 皇太子・パタリロはイギリスのロンドンを訪問途中、何者かに暗殺の陰謀を仕掛けられる。しかし英国側警備役のバンコランによって助けられる。 そんな最中、マリネラ国王崩御の報せが飛び込んでくる。パタリロの戴冠式が迫るなか、パタリロを陥れようとするある組織の姿が浮かび上がる。 美少年キラーの異名を持つバンコラン、バンコランと惹かれ合う絶世の美少年である新聞記者・マライヒ、パタリロの親衛隊・タマネギ部隊など 個性豊かすぎるキャラクターを巻き込んで織りなす“何でもアリ”ハチャメチャ傑作コメディ。
登壇したのは、舞台衣装の加藤諒をはじめ、佐奈宏紀、青木玄徳、演出の小林顕作。
初座長を務める加藤は、「プレッシャーを感じていましたが、演出家の小林さんのおかげで“パタリロ”になれたと思います!」と意気込み、 好きなシーンは?という質問では「バンコランとマライヒのラブシーン。 男性同士なんですけど、ずっと見てられるんです、おススメです!」と笑顔で答えた。
そんな耽美なBLを演じる二人、佐奈は、「魔夜メンズの活躍に注目してください」と答え、青木は自身が埼玉県出身であることから 「劇中に埼玉県民ネタを入れさせていただきました」と笑い交じりに答えた。これに関して小林が、「魔夜先生の他の作品ですが、楽しんでいただければと思います」と明かした。 30年以上前から続く昭和ギャグ漫画を舞台化するにあたり、小林は、「ある年齢より上の人は知ってるんだけど、下の人はそんなに知らない作品、 でもこんなに話題にさせていただいてありがとうございます。BLの先駆けなのでその辺もふんだんに、 そして80年代のギャグ漫画が持つ昭和のおおらかな雰囲気を楽しんでいただければ」と語った。
昭和の傑作ギャグ漫画ということで、取材陣から「パタリロ!のキャラクターやるなんて凄いことですよ!」と振られ、 加藤は「緊張しちゃうんでやめてください!」とツッコミを入れた。 最後の質問で「今年を漢字一文字で言うと?」と訊かれると、加藤は「“美”ですね。今年は色んな仕事をさせていただいて、美しい景色を見たり美しい人とお会いしたり、 そしてこのパタリロ!耽美の世界ですから!」と舞台の話に締め、座長らしい姿を見せていた。
ゲネプロが始まると、最初にこれは“80年代の作品である”ことの注意喚起が…。オープニングから映像を舞台全体に使った演出。劇中9曲が使われ、 昭和“っぽい”リズムとともに表現力豊かな振りが踊られる。 原作のギャグ展開も抱腹絶倒だが、“今”だから仕掛けられる笑いがアナログな小道具ともに光っている。 もうひとつの目玉であるBLの絡みはただ耽美なだけでなく、パタリロの個性豊かな容姿、物語を引き立たせるものとして昇華している。 そして“魔夜メンズ”。(曰く、魔夜峰央の世界観すべてを表現できるスペシャリスト)彼らは何役もこなし、 果ては自分たちは何であろうかと哲学的な境地を舞台上で明かす。 個性的なキャラクターの裏で暗躍する愉快な仲間たちに盛大な拍手を送りたい。
パタリロ!をリアルタイムで知っているある年齢層の人たちも(私のような)知らない人たちを巻き込んで楽しめる作品に仕上がっていた。 そんな舞台「パタリロ!」は来春にも第二弾が予定されている。原作は100巻近くあるので追いつける訳もないのだが、 昭和のギャグと超個性的すぎるキャラクターたちの勢いは止まらないだろう。


INFOMATION

●公演概要

原作 :「パタリロ!」魔夜峰央

脚本:池田哲洋

演出:小林顕作

日程 :2016年12月8日(木)~25日(日) 紀伊国屋ホール

出演者:加藤諒/
佐奈宏紀/
細貝圭 金井成大 石田隼 吉本恒生/
佐藤銀平 吉川純広 三上陽永 柴一平(Wキャスト) 香取直登(Wキャスト)/
青木玄徳

公式サイト: http://www.nelke.co.jp/stage/patalliro/

Ⓒ魔夜峰央/白泉社(別冊花とゆめ・メロディ・花LaLa online)


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