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舞台「黒薔薇アリス」情報解禁!!

~黒薔薇アリスとは~
2014年、松本潤・石原さとみら豪華競演で話題をさらった月9ドラマ、「失恋ショコラティエ」。
そして2015年公開の、真木よう子・西島俊秀出演の注目映画「脳内ポイズンベリー」。 そんな話題作を次々と生み出す、まさに旬の漫画家・水城せとなの描く作品群の中でも、 ひときわ舞台映えする作品がこの「黒薔薇アリス」である。「王家の紋章」や「エロイカより愛をこめて」など多くの著名な少女漫画を輩出した 『月刊プリンセス』(秋田書店)で何度も表紙を飾った看板漫画「黒薔薇アリス」。
2008年から2011年まで連載された本作は、コミックスは全6巻。 短い巻数のなか、ボリューミーながら実に綺麗にストーリーがまとまっている。 水城作品の特長は絵が美しいだけでなく、台詞の言葉選びもストーリーの進め方も 天性の美的センスに溢れ、芸術品と言える漫画ばかり。
『サンセットブールバード』や『美女と野獣』の城のセットのような舞台美術を連想できる、 ゴージャスなインテリアの洋館やウィーン風のカフェといった場面設定。 華やかな宝塚の衣裳のように、エンパイアドレス、シルクハットと燕尾、 パニエで膨らんだロリータワンピースに和服まで、観ているだけで ワクワクするようなファッションが次から次へと登場する。
さらに主人公は歌で人を操る能力を持つオペラ歌手、と 実に舞台映えする要素が詰まっている。美しいヴァンパイア、人形のような金髪美少女、そして切ないラブストーリー。若い女性の琴線に触れるきらびやかな モチーフが目立ってしまいがちだが、 物語の根底には 老若男女に訴えかける“愛のかたち“のあり方が描かれている。


~あらすじ~
1908年、ウィーン。 人気テノール歌手のディミトリは、馬車の事故で九死に一生を得て以来、体にどこか違和感を覚え始めた。
不審がるディミトリの元に、マクシミリアンと名乗る男が現れて「貴方は吸血樹(ヴァンパイア)になった」と告げる。 得た力でずっと欲していた手の届かない令嬢、アニエスカを手に入れようとするディミトリだったが、 婚約者に純潔を誓うアニエスカは自らの胸をナイフで突き刺してしまう。
吸血樹の力によって、絶命の寸前でアニエスカの肉体を朽ちずに残すことが出来たが、 それはアニエスカの抜け殻、魂のない人形同然。 その抜け殻を大切に守りながら、ディミトリの永い旅が始まる。 時は移って100年後の2008年、東京。 高校教師・菊川梓は教え子の好青年生島光哉に言い寄られ、戸惑いながらも彼に傾きつつある心を感じていた。
しかし、思春期の男子の迷い言だと言って逃げるようにタクシーに乗り込む梓。 理由に納得のいかない光哉は追いかけるように同じタクシーに乗り込むが、 その車が事故に遭ってしまう。病院で意識の戻らない梓の元に、100年前と姿が変わらないままのディミトリが現れた。
死神かと訝る梓の意識にディミトリは語り掛ける。「このままでは光哉は助からないだろう」と。
その意図を瞬時に理解した梓は、ディミトリの望むまま自分の魂を差し出し、引き換えに光哉の命を助ける。 素直になれないまま、本当はずっと心惹かれていた光哉。
彼が生きてさえいれば、何も惜しむものはないと・・・。 ディミトリに差し出された梓の魂は、100年ずっと眠り続けていたアニエスカの身体の中へ放たれた……。
アニエスカの身体で覚醒した梓は新たにアリスと名付けられ、ディミトリの洋館“静寂館”に暮らすことになる。 その洋館にはディミトリ含め4人の吸血樹が同居しており、アリスは「吸血樹の繁殖」への協力を求められる。 吸血樹は、繁殖行為を終えるとその一生を終える。 行為そのものが自らの死を意味するのだ。 種の繁栄のため、より優れたオスを選んで繁殖してほしい、と。
こうしてアリスは、未来に残すべきより優秀な遺伝子を持つ吸血樹を、じっくり時間をかけて選ぶこととなった。

INFOMATION

●公演概要

原作 水城せとな(「黒薔薇アリス」小学館刊)

演出 キムラ真

脚本 赤澤ムック

音楽 三枝伸太郎

制作 CORNFLAKES/ぴあ

製作 舞台 黒薔薇アリス製作委員会 (ぴあ㈱、㈱CORNFLAKES ほか)

期間 2017年5月12日(金)~21日(日)

劇場 Zeppブルーシアター六本木

チケット 静寂館シート:8,500円 ・・・良席保障+オリジナル特典(非売品)・S席:6,500円・A席:4,500円

公式サイト: http://www.cornflakes.jp/kurobara/



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