■第23回読売演劇大賞　演出家部門　優秀賞受賞　１万人を熱くした奇跡のバックステージミュージカルが帰ってくる！■
2015 年 11 月に KAAT 神奈川芸術劇場で初演された日本生まれのオリジナルミュージカル「HEADS UP!」は
とあるミュージカルの仕込みから閉幕後のバラシまでを描いた、 一風変わったバックステージエンターテイメントです。そこに生き生きと描かれるドラマは、ミュージカルファンのみならずエンタメを愛する全ての人々を惹きつけ、 初演はわずか 12 公演 ながら幕が開くと瞬く間に評判は広がり、大盛況のなか幕を閉じました。芝居・楽曲・ダンスと三拍子揃ったオリジナルミュージカルの質の高さにも注目が集まり 、第 23 回読売演劇大賞 演出家部門 優秀賞を受賞。心に染み入る歌の数々、爆笑を呼ぶ劇中劇、そして劇場を出るころには思わず口ずさみたくなるナンバーに惹きつけられたファンからの 『また観たい！』という熱望にお応えする形で、この度の再演が決定しました。再演では公演規模を拡大、KAAT 神奈川芸 術劇場での公演を皮切りに、全国で上演、パワーアップして帰ってきます！！

■誕生から構想10年！原案・作詞・演出　ラサール石井×脚本　倉持裕■
原案・作詞・演出は、1986 年から舞台創作に活動の場を広げ、様々な作品を多数創りつづけてきたラサール石井。かねてより石井は舞台作品に携わるたびに、スタッフワークの厳しさや苦労、そして何よりスタッフが静かに持つプロフェッショナルとしての矜持に感じ入り、 いつかこのスタッフワークを中心にした物語を創りたい、と構想を 10 年以上温め続けま した。そして、舞台「英国王のスピーチ」（12）に自身が出演した際、脚本を手掛けたペンギンプルペイルパイルズ主宰 の倉持裕の才知に惚れ込んで構想の脚本化をオファー、ミュージカル化が実現しました。 そして楽曲を手掛けるのは、これまで 150 作品を超えるオリジナルミュージカルの作曲を手掛けてきた玉麻尚一。楽 曲の耳馴染みの良さはもちろん、名作ミュージカルを彷彿させるオマージュ曲まで、幅広い曲調で作品に彩りを添えます。 笑いをちりばめながら、登場人物それぞれの心情を丁寧に描き、いつの間にか心地よい興奮にみちびいてゆく、クリエイター陣の見事な化学反応に、どうぞご期待ください。

■主演哀川翔　人生初のミュージカルで再演に挑戦■
主演は、男気溢れる硬派な魅力の哀川 翔。初演で人生初めてのミュージカルに挑んだ哀川は、共演者からも「アニキ」と慕われるリーダーシップで、ベテラン舞台監督役を見事に演じ切りました。 共演は、30周年記念公演のミュージカル「レ・ミゼラブル」での活躍も記憶に新しい相葉裕樹、劇団☆新感線の看板役者であり、映像作品でも活躍する 橋本じゅん、確実な演技で舞台女優の階段を昇り続ける 元宝塚トップスター大空ゆうひ、第 24 回読売演劇大賞 最優秀男優賞を受賞し、類い希なる歌声を持つ中川晃教、女優としての活躍も目覚ましい青木さやから、初演に 引き続き個性豊かなメンバーが集まりました。 今回が初参加となるキャストは、注目の若手俳優であり声優としても活躍、作･演出として活動する池田純矢、「劇団鹿殺し」のメインキャストであり音楽にも才能を発揮するオレノグラフィティ、元アイドリング!!!の外岡えりかなど、フレッシュな顔ぶれです。新たなキャストが参加することによる、“新しい風”にも、どうぞご期待ください。

●STORY●
舞台本番当日、姿を現さないヒロイン女優にワガママ放題のベテラン主演俳優。 無茶を言い張って譲らない演出家、そもそも到底足りない製作予算… とどめは開幕数時間前だというのに舞台セットが到着していない！？ 新米“舞台監督”デビュー作は問題山積！ 果たして無事に幕は開けられるのか…！？
ミュージカルファンなら誰もが知る“あの名作“が 1000 回目の公演を迎え、華々しく終了したはず…だった。が、ベテラ ン主演俳優は某地方都市の古い劇場で 1001 回目を上演することを要求。誰も鶴の一声には逆らえず、 上演するこ とになったが、舞台美術は廃棄済み、キャストのスケジュールも押さえていない、スタッフも人手不足、演出家は理想のプ ランを頑として譲らず…。しかも、舞台監督はメインをはるのが初めての新人！ それでも、スタッフたちは、幕を開けようと必死に知恵を絞って奔走する。幸か不幸か、チケットは完売！観劇のために 必死に都合を付けた観客たちが、期待に胸ふくらませて待っている！！ 果たして幕は開けられるのか…。そして、主演俳優が「1001 回目」にこだわった理由とは…？

◆ラサールさん、哀川さんからコメントが届きました！◆
【原案・作詞・原案／ラサール石井】
気づかないぐらいのカットや、付け加えたシーンがあって、結構早いペースで稽古しているので、再演からのキャストの方々にとっては大変だと思いますが、チームワークはバッチリです。ステージングがガラッと変わる所もあったり、笑えるシーンも増やしているので、初演とはまた違う印象になると思います。 全体の構成に秘密があって、2回観ても楽しめる舞台です。翔さんのお仲間の方が、差し入れを買って持ってきてくれるのではなく、稽古場に来て作り立てを食べさせてくれるので、とても差し入れが充実しています！

【加賀美賢治 役／哀川翔】